元陰キャオタクおじさんの剣禅珍道中

かつて陰キャでオタクだった中年男性が侍を目指し、剣道、坐禅、囲碁、短歌、その他に挑んで痛い目に遭ったり、自分のダメさにがっかりするブログ。

迷走録その3 様々な坐禅会に参加(2015~2018)

報国寺座禅会で挫折し、

再び私は建長寺の座禅会に参加していたが、

この際色々と試してみようと思って、

今までは臨済宗の座禅をしてきたが、

違う宗派の座禅会に色々と参加してみた。

曹洞宗大本山総持寺から始まり、

高野山東京別院の阿字観、

比叡山延暦寺の止観、

高野山金剛峰寺の月輪観、

はてはテーラワーダ協会のヴィパッサナー瞑想まで。

色々な坐禅を試してみたが、

やはり公案修行をして居士号をしたい

そう思っていると社会人によって組織された

坐禅会があるということを知った。

社会人だったら仕事と両立出来る環境が

整っているのでは無いだろうか

そう思って参加してしばらく経ち、

再び本格的な坐禅会に参加する機会を得たが、

そこで分かったのは働きながら座禅を行う

システムがあるという話では無く、

仕事や家庭を犠牲にして座禅会をやっている

という事実だった。私は甘かった。

かくして再び私の目論見は打ち砕かれた。

が、失敗したのに懲りずに、

今度は曹洞宗臨済宗のハイブリッドである

三宝禅という座禅会を見つけた。

学習能力が無い私でも何度も痛い目にあったので、

今回はいきなり参加せずメールで質問してみた。

その中でこんな質問をした。

「居士号は貰えるのでしょうか」

すると会員の方は渡しにピシャリと言った。

「貰えるがそれが目的なら邪道です」

その言葉にハッとさせられた。

私は山岡鉄舟のようなカッコいい人に憧れ、

坐禅をして老師から居士号を貰うという

ストーリーをたどることに固執していた。

しかしそもそもお釈迦様は全てを捨てた人だ。

仏教も生きることもそんなにカッコいいものではない。

それで目が覚めた私はここに参加することも

曹洞宗臨済宗の融合というカッコよさに惹かれたからだ

そのように思い、結局参加することは無かった。