元陰キャオタクおじさんの剣禅珍道中

かつて陰キャでオタクだった中年男性が侍を目指し、剣道、坐禅、囲碁、短歌、その他に挑んで痛い目に遭ったり、自分のダメさにがっかりするブログ。

迷走録その2 建長寺・報国寺(2012~2014)

円覚寺の座禅会を辞去してからしばらく

特に悪いことをしている訳では無いのだが、

お世話になった人々に顔を合わせづらくなった。

そして私は隣の建長寺の座禅会に参加することにした。

こちらは円覚寺のように老師への相見や公案は無いが、

それは老後の楽しみにしようと私は考えていた。

だがそれでは満足出来なくなってしまった。

そして報国寺というお寺の存在を知った。

円覚寺の場合は土日両方だったが、

こちらは日曜だけなので何とかなるのではないか

そう思って再び門を叩いた。

こちらも初心者向けの座禅会から初めて、

数回参加して声をかけていただき、

居士号を目指せる座禅会に参加したが、

再び仕事が地獄のように忙しくなり、

土日両方出勤しないといけない事態となった。

何とか続けようと何度か出向いたが、

モチベーションも落ちて足が遠のいてしまった。

迷走録その1 円覚寺座禅会(2009~2011)

2009年、私は円覚寺の座禅会に初参加した。

2008年にリーマンショックが起こり、

これからは寄って立つものは無くなる。

そのように言われており、軸となるものが必要。

そのように思い、私は何を軸とするか考えた。

そして歴史小説が好きだった私は短絡的に思いついた。

「そうだ!武士道だ!新渡戸稲造の武士道を読もう!」

武士道には武士の行動規範として儒教が紹介されており、

かくして武士道の次は論語孟子などを読んだ。

その他にも仏教、とりわけ禅が紹介されていた。

そしてインターネットで色々と調べると、

自分の家の近くの円覚寺が禅の歴史において、

とりわけ明治の文明開化期において、

重要な役割を果たしたと知り、

ドキドキしながら初めて座禅会に参加した。

「始めは足が痛い!」ばかりだったが、

回を重ねるごとに痛みに慣れていった。

「足が痛いのは仕方がない」

そのように考えると気にならなくなった。

そして学生坐禅会などにも参加して、

居士として参加出来る中では最も重要な

土日座禅会への参加を許可されて、

これから老師に相見して公案修行だ!

そのように思っていたのだったが、

当時は仕事が危機的状況となっており、

激務な上にあわや首を切られかねい。

そのような状況だったため、

土日の休日出勤という状況も発生し、

かくして仕事との両立が困難となり、

お世話になった参加者の方々に挨拶をして、

参加を辞退させていただくことにした。

これが我が七転八倒・七転び八起きの始まりだった。